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作品のご紹介 : ご移転前は、サーバーの関係で、サイトの中にアダルト系の宣伝バナーがおありでしたので、本館でのご紹介をあきらめ、別館にてご紹介させていただいていた作品です。この度、ごサイトのお引越しにより、晴れて?本館でご紹介できるようになりましたので、これを機会に多少加筆させていただきました。
人気サイトさまの人気作品でありますので、ご存知の皆様も多いのではないでしょうか?私メ、初読時は、本編連載中でありまして、そのあまりのおもしろさと巧さに絶句でありました。毎週土曜日の更新が待ち遠しくて、通わせていただいたものであります。
テンポよく展開するストーリーにも文章にもよどみはなく、とてもキレがよく軽妙で読みやすく、最後まで読者をあきさせません。わけもわからにまま後宮におさめられる門番の少女が、庶民派なせいか、その言動がほほえましくもおもしろくて笑えてしまいます。そのせいか、本家本元の千一夜物語と同じく、とてもエロティックでありながら、なんともいえないユーモラスな雰囲気があるのです。後宮、ハレムという非常にエロティックな舞台立てでありながら、確かに非常にエロティックな物語ではあるのですが、それでも、なんと申しますか、少なくとも前半は、一風変わったカラリと明るい?エロチシズムを堪能できるのが、とても新鮮でありました。
俗にいう、体から始まる関係でありながら、徐々に心の距離もつめていく主役の二人に、読者も物語に引き込まれていきます。物語の前半はカラリと明るいエロティックコメディ、そして後半から終盤にむけては、しっとりと、あるいははらはらどきどきの、シリアスラブファンタジーの世界を楽しませていただきますので、まさに、一粒で二度美味しい、エロティックファンタジーの秀作であると思います。
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