シーアとルーゼンのシリーズ
GENRE : オンライン小説 恋愛小説R18
SITE NAME : sr ss 保管庫 18R
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STORY :
近衛の女騎士シーアは昨夜の酒場での決闘騒ぎの取調べのために貴賓牢に入る。血の気の多い貴族なら一度ならずはいったことのある貴賓牢、尋問も手枷による拘束も、それは形ばかりのものになるはずであった。しかし、尋問に訪れたのは、役人ではなく第二王子ルーゼン。シーアが忠誠を誓った兄王太子とは正反対の智の王子と呼ばれる雅な貴公子だった。
ルーゼンは昨夜の決闘の件ではなく、先日なくなった彼の叔父、王弟の死について彼女に詰問する。シーアと彼女の父である将軍が暗殺に関わっていることを確信していたルーゼンは、事を公にしない代わりにと取引をもちかけ、拘束されている彼女の体を強引に奪う。彼女の忠誠も愛情も兄王太子のものであるとわかっていたが、ルーゼンは、シーアを愛していた。彼女になら殺されてもいいと思いつめるほどに。
某巨大掲示板に投稿された作品を加筆修正して保管してあるとのご説明そのままに、余りにも飾り気のないサイトに、余りにも無造作におかれていたすてきなオンライン小説です。各話に性的シーンがあることから、その掲示板ではアダルトと類される作品として投稿されたのかもしれません。
しかし、そんな事は関係ありません。掲示板で投稿される作品がどういうものか、全く知りませんでしたが、このオンライン小説のような秀作が出没するのであれば、のぞいてみようかしらと思いました。
全編に中世風のヒストリカルの雰囲気が溢れていて、キャラ、ストーリー、文章力、どれも秀逸で表現力も説得力もある筆運びに脱帽でした。陵辱めいたシーンさえも、拘束する鎖の音が印象的にそのシーンを彩り、情感がありました。シーアと兄の信頼関係に嫉妬して、二人が立ち去ったあとのドアにむけてインク壺?を投げつけるのあたりの描写なども、映像的でまるで映画のようです。
脅迫によって始まった関係のはずなのに、その後、強い立場のはずのルーゼンが、色々と思い悩むところは、可愛いとしかいえませんし、彼に対する感情をもてあまし、クールな女丈夫になりきれないシーアも魅力的でした。暗殺の真相を最後まで明かさず、二人の心も微妙にすれ違わせて、読者をひっぱってくれるところも小憎らしいほど面白かったです。
読みやすく、わかりやすく、丁寧で、簡潔な文章で綴られた、リアルな説得力と表現力あふれるロマンティックでドラマティックな物語。そしてもちろん、言うまでもなく、とてもエロティック。国々を女性にたとえた短編もお読みになればわかりますが、とにかく、この作者さまはただものではない!情報が少なすぎて残念ですが、他にも作品があるのであれば、ぜひ読みたくなる、そんな作者さまのオンライン小説でした。
sr ss 保管庫

作品のご紹介&感想
某巨大掲示板に投稿された作品を加筆修正して保管してあるとのご説明そのままに、余りにも飾り気のないサイトに、余りにも無造作におかれていたすてきなオンライン小説です。各話に性的シーンがあることから、その掲示板ではアダルトと類される作品として投稿されたのかもしれません。
しかし、そんな事は関係ありません。掲示板で投稿される作品がどういうものか、全く知りませんでしたが、このオンライン小説のような秀作が出没するのであれば、のぞいてみようかしらと思いました。
全編に中世風のヒストリカルの雰囲気が溢れていて、キャラ、ストーリー、文章力、どれも秀逸で表現力も説得力もある筆運びに脱帽でした。陵辱めいたシーンさえも、拘束する鎖の音が印象的にそのシーンを彩り、情感がありました。シーアと兄の信頼関係に嫉妬して、二人が立ち去ったあとのドアにむけてインク壺?を投げつけるのあたりの描写なども、映像的でまるで映画のようです。
脅迫によって始まった関係のはずなのに、その後、強い立場のはずのルーゼンが、色々と思い悩むところは、可愛いとしかいえませんし、彼に対する感情をもてあまし、クールな女丈夫になりきれないシーアも魅力的でした。暗殺の真相を最後まで明かさず、二人の心も微妙にすれ違わせて、読者をひっぱってくれるところも小憎らしいほど面白かったです。
読みやすく、わかりやすく、丁寧で、簡潔な文章で綴られた、リアルな説得力と表現力あふれるロマンティックでドラマティックな物語。そしてもちろん、言うまでもなく、とてもエロティック。国々を女性にたとえた短編もお読みになればわかりますが、とにかく、この作者さまはただものではない!情報が少なすぎて残念ですが、他にも作品があるのであれば、ぜひ読みたくなる、そんな作者さまのオンライン小説でした。
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