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・長編
/完結/
歴史
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夜 の 庭
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SITE NAME : OTSUBONE099 日々彼是 18R http://book.geocities.jp/otsubone009/
MASTER : お局9号 様
CAUTION :
STORY : 19世紀イギリス、ビクトリア朝時代。ロンドンよりはるか離れた田舎の荘園で、伯爵家の一人娘として過ごしてきたエリザベス。美しく聡明ではあったが、彼女の父は彼女を手放したがらず、縁談の悉くを退けた。母が死に、そして父が病に伏してからは、彼女は、その若さと青春を父の介護と美しく広大な庭園の世話だけに費やしながら静かに暮らしていた。16才の昔、荘園を訪れた初恋の人、美しい青年貴族シルヴィの面影と断ち切れぬ想いを抱きしめながら。
父の死後、爵位は従兄弟に相続され、住み慣れた家屋敷から立ち退く事を余儀なくされたエリザベスは27歳になっていたが、そんな彼女に若くして妻を亡くしたシルヴィとの縁談が持ち上がる。初恋の人との再会に秘めた想いが再び蘇るが、昔以上に魅力的になったシルヴィに彼女は臆してしまう。シルヴィの態度もまた曖昧でとらえどころがない。
INTRODUCTION : はっちイチオシのヒストリカルロマンスであります。ネットにロマンス小説数あれど、ヒストリカル、それもビクトリアン風の作品で、これほどまでに、完成された作品はそうないのではないでしょうか。この作品がアマチュアの、それも日本人が描かれたことのほうが信じられないほどであり、海外の有名作家の翻訳ものといわれても、私メは疑わないでしょう。文章の格調、舞台となる時代背景の確かさ、登場人物の設定、小物小道具その他エトセトラ、細かいところまで行き届いたこの作品は、まさにハイレベルな正統派ヒストリカル作品です。ヒストリカルロマンスのファンの方なら、読んで驚け、泣いて喜べ級の作品でございます。
かくも正統派ヒストリカルのクラッシックな趣をしっかり備えながら展開する、健気で控えめなヒロインと彼女が愛するヒーローとの、かくもじれったいすれ違いロマンス・・・眼イッパイ、はっちのツボでございました。ビクトリア朝の貴族そのままのヒーローもとてもイイのですが、なにより感情移入してしまったのは、この庭仕事を愛する、純情ではあっても大人の落ち着きのあるヒロインであります。なにげない日常の描写から滲み出る彼女の人となりは、読者をひきつけるに充分であり、多くを求めないこのヒロインに幸せになってほしいと思わず読者が肩入れしてしまいます。だからこそ、彼女を切なくやるせない状態に追い込むつれないヒーローのやりように、連載中は、もうやきもきじれじれかっかの連続でありました。なにしろ、恋愛作品の必須アイテム障害が非常にパンチ?を効かせておりまして、ヒーローは激しくヒロインを誤解しております。(こうでなくっちゃ楽しくない!)
ヒーローがなぜヒロインを誤解したか、果たして、その誤解は解けるのか、解けるとしたら、いつ、どのように、そして二人は破局を免れるのか?それは読んでからのお楽しみでございます♪
ロマンス小説のお約束?は、きっちり押さえてくださっている作者さまですが、それだけではありません。ミステリーめいた展開や、後半の活劇風の展開もあり、恋愛シーン以外の見せ場、山場もあって、楽しませていただける作品です。
ガーデニングの本家本元のイギリスで、ガーデニングが隆盛し出した頃の物語。かってはこの季節には日がな一日庭仕事に精を出し、今もイギリスの庭園の写真を見るのは大好きな私メにとって、その美しい情景が蘇るかのような作品でありました。
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OTSUBONE009 日々彼是
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